Question

中古住宅を購入しましたが、建築確認の書面にアスベストの表記があります。外壁に「石綿セメント板」、台所に「石綿不燃材4mm」。販売施工業者の住宅相談センターへ問い合わせたら、「有害なアスベストは使っていない」「石綿は使用しているがアスベストは使用していない」「吹き付けアスベストは使用していない」との回答でした。とにかく、顧客ではあるがこの件については質問して欲しくないという感じが伝わってきました。

Answer

木造の住宅だと、ガラス繊維の断熱材を使用している場合が多く、吹き付けアスベストはほとんど使用していません。アスベストと石綿は同じですから、販売業者の方は勉強不足のようです。2004年頃まで、アスベスト入りの外壁材や、台所の天井材に石綿が使われていました。石綿含有建材は屋根材以外は、加工しなければ飛散しないものが多いので、加工時の注意が重要ですが、あるからといって健康への影響は通常ありません。

Question

子供が幼稚園(保育園)に入園する予定ですが、校舎の内側にアスベストらしいものが使われています。不安なので手紙を送りましたが、判明するでしょうか?

Answer

公立ならば役所の図面でアスベストの有無を確認できますが、私立なので幼稚園(保育園)に問うのがもっとも確実です。今回のものは写真だけでは判定できません。

図解 あなたのまわりのアスベスト危険度診断 中皮腫・じん肺・アスベストセンター編 p1-P95、朝日新聞、2005

Question

マンションのリビングの床下の断熱材が板の隙間から見える状態です。ホコリも出ます。図面でアスベストを確認しました。現実の状況と異なるので業者に問いたいのですが、違法工事でしょうか? アスベストのメーカーや建築関係者は一般的な施工とは言えないとしています。サンプルは容易に取れます。今後はマンションの組合にも報告します。場合によっては健康不安理由で除去も考えています。

Answer

とりあえず、図面をもとに施工業者に問うてみて、その後に市役所に建築時の申請書類等を尋ねてください。同時に、図面のコピーを送付していただければ相談に応じます。