Question

S5X年の吹き付けロックウール(岩綿)を分析しています。前回アスベストが話題になったとき、県内の施設は除去されたらしいのですが、この施設のみ当時のまま残っています。検査分析中間報告は「なし」で「5%以下は安全なはず」と言われましたが、本当に安全なんでしょうか? 施設の石綿は「ボイラー室、変電室、空調室、手術準備室」で、これらの部屋に常時出入りするのはボイラーマンのみです。

Answer

正式な結果が出次第、報告してください。除去から除外された理由を調べてください。除去前の各施設の調査を調べてください。何が除去されたのか、当時何が吹き付けてあったのか知らせてください。

書籍「アスベスト危険度診断」(アスベストセンター編 朝日新聞社)

アスベストセンターHP   

Question

30年前の公社の分譲住宅で、吹き付けが天井にあります。1987年ころ修理したのですが心配です。

Answer

ヒル石(バーミキュライト)吹き付けの中には、石綿含有(クリソタイル(白石綿)やトレモライト含有)があります。このタイプでは、今後触れたりこすった場合に石綿が飛散します。今後の動向により注意が必要です。(2005年回答)

Question

築30年の古いビルに会社が移転しました。天井に吹き付け、黒い塗装があり、リフォームしました。大丈夫でしょうか?

Answer

(1)何年に建てられた建物か年代を確認します。

(2)建物の図面を見ます。

(3)気になる部分の写真をとって、メールで相談します。以上の3点を行って、再度相談して下さい。

図解 あなたのまわりのアスベスト危険度診断 中皮腫・じん肺・アスベストセンター編 p1-P95、朝日新聞、2005    

Question

S50年新築ですが、繊維壁は大丈夫でしょうか? 綿壁、ヒル石(バーミキュライト)ではないでしょうか?

Answer

 ヒル石の壁でしたら、石綿(アスベスト)含有の時期です。繊維壁が京壁のことでしたら基本的には石綿は含有されていませんが、稀に京壁風で石綿含有製品が見られます。詳しくは書籍「アスベスト危険度診断」(アスベストセンター編 朝日新聞社)もしくは、アスベストセンターのHPの様々な石綿製品の写真を御参照いただき、石綿含有も疑われる場合は一度分析されることも良いかと思います。分析出来る機関の情報は、アスベストセンターHPを御参照ください。

 書籍「アスベスト危険度診断」(アスベストセンター編 朝日新聞社)

アスベストセンターHP  

Question

設計事務所に勤務しています。今まで防火等のため建設大臣が認定していたアスベスト含有建材をたくさん使ってきました。今もそのまま使用している建物はたくさんあり、私たちも実際のところ頭をかかえているところです。今古い工場跡の建物を利用しセンターに造り替える計画中、アスベスト問題が出て業務が停滞しそうです。昔の工場で屋根、壁、石綿スレート板を使っています。解体するにも 何か対策をしなければなりませんよね。その辺り、詳しくは教えていただけないでしょうか?

Answer

石綿(いしわた)障害予防規則について、知って頂くことが大事かと思います。
定評のある石綿建材除去業者の紹介をご希望なら再度ご相談下さい。 (2005年の回答です)

Question

子供が通っている小学校の体育館が改築されています。営繕課で「カナバカリ図」を確認しました。営繕課は、Pタイルとケイ酸カルシウム板はアスベストが入っている可能性があるので慎重に処理するが、他の箇所に入っていないと回答がありました。①リシンはアスベストが含有されていないのでしょうか? ②トイレ部分は含有されていないでしょうか? ③廊下がPタイルですが、文部科学省の調査対象ではないのでしょうか?除去し別の物に変えたほうがよいでしょうか? ④天井の穴あきの石膏ボードは大丈夫ですか? ⑤モルタル部分はアスベストが含有されていないか?

Answer

①リシン吹き付けにはアスベストの含有はありません。

②トイレ部分については、天井等にフレキシブルボードが使用されていることがあり、フレキシブルボードはアスベスト含有です。

③2005年の文部科学省調査対象にはなっていません。一般的な使用でアスベスト粉じんが出ることはありませんが、可能ならば交換した方がよいと思います。

④石膏ボードでも、年代によってはアスベスト紙を使用したものがあります。一般の使用ではアスベスト粉じんは発生しません。

⑤モルタルにアスベストが含有されている可能性はあります。

Question

①煙突内側面の保温材XXタックの除去が難しいケースで難しい点はどのようなものでしょうか? ②煙突保温材除去後に煙突利用を継続する場合、代替品の手立てをとる必要があるでしょうか? ③“②”で必要である場合、代替品として一般的に用いられるものとしてどのようなものがあるでしょうか?

Answer

①XXタックはコンクリート建物に使用されているケースが大半です。施工時は成型品〈ボード状〉になっており、廻りをコンクリートで固めます。除去する時はボード状で撤去出来ず、コンクリートを削りながらは無理で、煙突内部は狭く作業員が入れず今までコンクリートと一緒に解体していたと思われます。

②XXタックの代替品は、ノンアスの材料で作られている「ニューxxタック」と言う製品があります。

③アスベスト撤去は原則として、通常解体工事の前に作業することが最善と思われます。但し躯体部(内装内部)に使用されているアスベスト材を撤去する為には、内装材を撤去後の作業となります。

Question

日曜大工で台所の天井板を数枚外しました。裏側に「アスベストマーク」とあったので、作業を止めています。どうしたらよいでしょうか?

Answer

Aマークの事で石綿含有建材と思います。自分で作業する事を止めて専門業者に程度を見てもらい、施工を任せるべきです。床のほこりは掃除機を使うと部屋中に飛散させてしまうので止めて、少ない場合は濡れ雑巾等で丹念に拭き取ってください。