Question

1ヶ月に1回ボイラー点検の為、地下のボイラー室に行くのですが、天井にアスベストを使っていて少し舞っているのですが大丈夫でしょうか。ボイラー室に滞在する時間は平均で約30分から40分程です。夏の時期はボイラーは停止していますが、他の設備(冷凍装置)が動いていて、その振動で目視はできませんが、アスベストが舞っている様な気がします。また、全ての設備が止まっている時もあります。階段の上(下)とかにも、アスベストを使用しています。ボイラー点検を始めたのは、20歳頃からです。防塵マスクとかは、一切使用していません。天井にアスベストを使用している部屋は、決まって、異臭がするのですが、大丈夫でしょうか。防塵マスクは、効果があるのでしょうか。

Answer

 ボイラー室の天井には、アスベスト吹き付けが行われている場合も、岩綿(ロックウール)吹き付けの場合もあると思います。ボイラー室は換気の悪い場所が多く、吹き付け石綿の場合には、石綿濃度が大気中より上昇している場合もあります。滞在時間が短いので今後の発症に過剰に心配される事はないと思います。但し100%安全ともいえないのが困る所です。石綿障害予防規則が施行され、建物の所有者むけのパンフレットがだされています。所有者の方に飛散防止の努力が課されていますので、そうした働きかけを行って見ることはできないでしょうか? 入室時のマスクも有効です。その場合は簡易マスクでなく、国家検定付きの防塵マスクをお使い下さい。また顔面にフィットしていていないと有効ではありませんので、必ず取り扱い説明書を読んでフィットテストを実施して下さい。石綿自体は無臭ですので、臭いがされるのは他の物質によるものだと思います。