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文京区のさしがや保育園アスベスト健康対策等について、が参考になると思います。
Questions and Answers to Risks about Asbestos
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客観的な第三者委員会を設置し、事実の解明を目指すべきです。自治体が委員会を設置するように働きかけるべきです。委員会設置については、議員の協力を仰ぐことも有効ではないでしょうか。
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リスクコミュニケーションの形成が必要です。工事の正確な情報、科学的な判断に基づいて、自治体、業者、PTA、保護者、NPOなどが議論することで共通の認識に立った対策を講じるべきです。リスクコミュニケーションは時間がかかる手法ですが、子供たちの将来の健康にかかわることですから、根気よく取り組む必要があります。
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アスベストを吸ったからといって、すべての人が病気になるわけではありません。長い間アスベスト粉じんの中で働いた人の発症率は高くなります。しかし、アスベストリスクは、少しのばくろでも発症する可能性があることは知られており、正しい知識を持つことが肝心です。また、今後アスベスト粉じんに再びばくろすることによってアスベストリスクを増やさないことが重要です。
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アスベスト対策専門委員会の早急な実施、専門委員会での複数の保護者代表と複数の保護者推薦専門家の参加、早急なお子さんへの心理ケアの実施、早急な事故の事実調査、健康対策の検討を、要望すべきでしょう。
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まず、工事の全容を明確にすることが必要です。アスベスト除去工事の工事計画がどのようなものであったか、どこに落ち度があったかの解明が重要です。特に、施行計画書、養生のチェックを誰が行ったか、何をチェックしたかを聞く必要があります。もし、子供たちが曝露している可能性があれば、どの児童がどの程度のアスベスト濃度の中に何時間いたか等の調査を行うことを検討すべきです。ただし、児童や職員のレントゲン撮影などの健康診断は、不必要なリスクを与えるので行ってはなりません。
名取雄司:学校における石綿問題、p84-87、健康教室:東山書房、東京:7月号、2006年
適切な吹き付け石綿綿除去工事を2006年夏
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工事落札時期、事前の現場調査時期、工事内容の説明と決定はいつ誰と行ったか? 工事届け出部局? いつから異常があったのか。 何時にどこで何が起きたのか? その後どのような対策をしたのか? 確認してください。
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急性の咳は、石綿によるより、工事部からの吹き付けのセメントや、飛散防止の薬剤等の、粉じんによるもので、通常は数日で治るものだと思います。医師の診察も不要で、様子をまず見ていれば良いと思います。ご心配なら、小児科に受診されれば安心ですが、レントゲン写真ではアスベストの異常は映りませんので、不要な事は覚えておいてください。
名取雄司:学校における石綿問題、p84-87、健康教室:東山書房、東京:7月号、2006年
適切な吹き付け石綿綿除去工事を2006年夏
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プラスチックの袋に、事故時の服と下着、靴や帽子は、別に保管して洗濯しないでください。石綿付着検査が今後必要でしょうし、洗濯の際は飛散するので注意してください。
名取雄司:学校における石綿問題、p84-87、健康教室:東山書房、東京:7月号、2006年
適切な吹き付け石綿綿除去工事を2006年夏
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混乱している可能性がありますが、担任や学校に詳しい説明会の開催を求めるしかありません。除去工事中の事故ですと、少なくとも明日以降の現場への立ち入りはしばらく禁止が望ましいでしょう。安全な仮設場所での授業への切り替えが必要です。
名取雄司:学校における石綿問題、p84-87、健康教室:東山書房、東京:7月号、2006年
適切な吹き付け石綿綿除去工事を2006年夏