Question

1970年代築の10階建て商業ビル(店舗が入っているビル)の管理人をしています。管理室は旧ボイラー室と電気室内で改造しています。ボイラーは撤去していますが、吹き付けアスベストが壁と天井にあるので心配です。オーナーはアスベストの存在は知っているのですが何もいいません。私は管理人で、冷蔵庫や湯沸しもこの部屋で行うので今後の健康管理が心配です。何か言うと、仕事を首になりそうでオーナーには言えません。

Answer

  吹き付けアスベストのある部屋が、ボイラーマン、管理人、掃除の方の事務室になっている事は、よく伺う切実な相談です。1日の滞在時間も長い方も多いですし、昼食や着替えやロッカー置き場等、気になる所です。今後健康面で影響がないとは言えないですし、本来吹き付け石綿を除去すべきですが、現状ではビルのオーナーに申し出ると皆さんの仕事の立場が危うくなるジレンマがあります。石綿則のパンフレットをオーナーの目に触れるようにしたり、今後瑕疵(かし)管理責任が問題になる事を伝える必要があるように思います。

小澤英明、建物のアスベストと法;白揚社、東京:p1-p222:2006