Question

吹き付け石綿は、本来必要だったのでしょうか?

Answer

アメリカの高層建築は1910年代にたっていますが、吹き付け石綿開発前ですからその他の耐火材が使用され、今もたち続けています。吹き付け石綿開発前は鉄骨に金網のラス網を巻いて左官工がモルタルを塗っていたのです。日本の最初の高層建築の霞ヶ関ビルも石綿(アスベスト)含有板を使用し、吹き付け石綿ではありませんでした。吹き付け石綿は施行が早いというメリットはあったのでしょうが、絶対に必要な製品ではなかったから多くの国で1970年代にすぐ禁止出来たのではないでしょうか。