Question

職場のPタイルという床材から9%の白石綿 (クリソタイル)が検出されました。昭和30年代に建てられた建物のためタイルが劣化して、割れたり磨耗によりタイルの粉じんが室内に舞って、タイルの粉じんが室内のあちこちに堆積しているのが見えます。吹き付けアスベストではない製品とのことで真剣に取り上げてもらえません。職場のアスベストのデータは、1.2本/リットルです。「Pタイルは飛散性の少ない建材」とございましたが、この粉じんを吸っていることが不安です。数日間マスクをしてみると、マスクに粉じんが付着しているのが肉眼で確認できます。

Answer

Pタイルは飛散性の少ない建材の一つです。①必要なのは掃除機のフィルターにどれだけ石綿が検出されるかの確認と思いました。こうした分析からPタイルの新しい問題点がわかるかもしれません。費用が6万円前後かかりますが、当方で分析は可能です。②初めての吸入から10年との事です。石綿関連疾患には潜伏期があり、通常初めての吸入から20年以降でないと良性病変の胸膜肥厚斑も検出できません。現在胸部レントゲン写真やCT写真を撮影しても検出ができない時期です。確認したいご心境なら、検査をしても良いかと思います。Pタイルの最大劣化時の測定は課題です。