Question

機械及びプラント設計・検査等を営んでおり、火力発電所での仕事が主でした。現場調査し記録をとり図面や書類にする仕事で、個人的に直接アスベストを取り扱ってはおりませんが、現場は配管やボイラ-・タービン等の保温材に囲まれ、特に定期点検時にはそれらの埃が施設中舞っている状況でした。特にタービン部位の定期検査に追われ、建て屋内では他の多くの業者・作業者とともに暴露状態でありました。この間安全教育は行われていましたが、アスベストについては一言も触れられた事がなく(むしろタブ-のような状況)で、時おり見かけるアスベスト会社の作業員以外は発電所社員・常駐関連工事会社員とも、多くの方は無防備のままでした。テレビでアスベストの被害がニュ-スにされ、不安で寝れない日が続いております。

Answer

プラント設計という事で一般の方と比べると、今後石綿関連疾患の発症はやや高くなると思います。しかし全員が発症する訳ではなく、ある造船所では10%程度の方が発症し、残りの90%の方は発症していません。発症の平均が吸入後40年(早くて20年程度~60年)ですから、30代から40才代に吸入した方が注意する時期は、早くても50代で特に60才以降が注意する時期です。それまでは全く健康な方がほとんどです。残念ですが、石綿疾患の発症を防ぐ有効な薬や食事はあれば良いのですが、ないのが世界的な実情です。タバコは危険で、喫煙されているなら是非禁煙して下さい。今後、石綿障害予防規則lをよく勉強して頂き、国家検定付きの(簡易マスクでなく)防塵マスクを着用する事を、お願い致します。今後の健康診断が何が適切なのかは、今後の年代に応じて変わってくると思います。必要に応じご相談下さい。

石綿障害予防規則


厚生労働省石綿に関する健康管理等専門家会議マニュアル作成部会編.石綿ばく露歴把握のための手引-石綿ばく露歴調査票を使用するに当たって-;2006:1-153