Question

30代です。現在事務職で室内の仕事が多いですが、前職は現場監督として工事現場に出ていました。アスベストによる知識不足から施工最中に一瞬だけ現場に入り、職人に「発ガン性物質だから」と止められたことを覚えています。現場に携わったのは1年半~2年弱です。滞在時間は何棟も担当していたので数時間です。会社近くの現場で見回りと進行の確認、打合せを兼ねてほぼ毎日回っていましたが、吹き付けアスベストを使用した現場は1棟でした。1週間だと3日くらいの滞在です。アスベストを吹いている施工時は現場にいたのは午前中の2、3時間くらいで、昼には現場を出て帰ってき た記憶があります。

Answer

吹き付け関連が1棟との事ですが、2000年頃は岩綿(ロックウール)吹き付けで石綿含有ではありません。吹き付け石綿による中皮腫や肺ガンの心配はないと思います。それ以外の石綿含有ボード等の建材の石綿粉じんを、現場監督は吸入しています。2年弱ですのでわずかですが、一般の方より石綿関連疾患に少しはなりやすい可能性があります。しかし、ある造船所では石綿作業を毎日8時間、20年続けた方でも10%程度の方のみ発症し、残りの90%の方は一生発症していないのです。それから比べると、極めてわずかの時間と年数ですから、今後の発症はまずご心配ない程度であると思います。