Question

私の父は肺気腫を患っております。かなりひどい状態です。昔から土建業に携わっていたために発症したとも考えられます。きちんと診断を受けて労災の申請をするべきなのでは ないかと思うのですが、その手続き方法や手順がわかりません。 お忙しいこととは思いますが、何とか相談にのっていただけないでしょうか。うちは経済的に恵まれているわけではなく、父は「医療費が高いから医者には行かない!」と言い、家族も父自身も追い詰められています。そしていつまで生きられるのか、はらはらしながら毎日見守っている状態です。認定がおりるかどうかはわかりませんが できることはやりたい思っています。

Answer

石綿を吸入した石綿肺と、喫煙が原因である事も多い肺気腫はかなり異なる病気のように思います。レントゲン上も、かなり正反対の像になります。しかし実際に石綿肺を肺気腫と診断している医師が案外多く、稀に呼吸器科医師でもそう診断しており驚きます。私たちのようなアスベスト関連疾患に詳しいNPO団体にご相談いただくことをお勧めします。アスベストセンターのオンライン相談よりご相談ください。その上で必要ないくつかの書類等を整えたり、労災になる要件を満たしているのか、チェックする必要があります。その後、監督署に申請します。申請後数ヶ月から1年で労災認定の決定がでます。労災として認定されますと、発病から永眠時までの休業補償(在職時賃金で計算)、遺族年金(一時金)がご遺族に支払われます。労災認定後に会社と交渉し補償金が支払われる場合もあります。