Question

兄弟が5年程前にアルバイトでアスベストを扱っていました。その頃は喉がいがいがする症状があったそうです。アルバイトの期間は1年程だったそうです。今は思い当たる症状などはありませんが、病院を受診しておいたほうがいいでしょうか? 現在は症状がなくても、これから定期的に検査を続けたり、何かの認定を受けたりするのでしょうか?仕事内容はデパートなどの配管工事と聞いています。マスクをしていたら仕事がしにくい為していない時が多かったようです。一ヶ月の内、日曜日以外は出勤していて時間は朝から夕方までで7時間~8時間ぐらいです。

Answer

①配管工事で1日8時間、月20日、1年間となりますと、1年間の建築での職業性石綿曝露という事になります。

②従事期間が短いので石綿肺の発症は一生なく、石綿関連肺ガンと悪性中皮腫の発症のリスクが少一般の方より、少し高まった方という事だと思います。

③潜伏期の平均は40年内外で、20才で吸入され現在30才ですから、50才以前に発症することはまずありません。現在追加の健康診断をされる事は不要です。特に40才以下での不必要なレントゲン写真の撮影は将来のレントゲン写真による発ガンの危険を増加させるため、危険です。40才から50才になってから、その時代のアスベストの最新の診断方法で健診されれば十分だと思います。