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石綿製品のドリル穴あけの石綿の濃度は、0.29~0.20f/mlです。 この作業で30分ですから、今後の石綿関連疾患リスクは、ほぼ上昇はありません。ご心配なく。
Questions and Answers to Risks about Asbestos
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近くで2~3時間、離れた箇所の半日の石綿吸入ですから、今後のリスクの上昇はほぼゼロで、まず問題ないと思います。
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ドライヤーの石綿問題は古くから知られています。問題は使用する時間の長さで、通常の方は1日5分程度でしょうから、発症はまずないと思います。お仕事で長時間使用した場合は問題で、写真関連での乾燥、美容理容関係は確かに気になります。いままで具体的な被害例を聞いた事がありませんが、今後注意していきたいと思います。
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石綿瓦は、通常は飛散の心配はありません。10~30年たち、経年劣化を起こすと、飛散性がましますのが、気になる点です。企業の無償交換については、当該の会社にお問い合わせください。張り替えの法的な指示はないと思います。石綿障害予防規則は、建物所有者と建築業者の双方に義務があります。
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1980年の場合、岩綿吹き付け(石綿非含有)、岩綿吹き付け(石綿含有)の、どちらもある時期です。1日の吸入での悪性中皮腫例は、世界で1例報告がある(私はこの論文を読んでいませんが)かどうか位、稀です。しかし大量吸入している場合は、わずかにリスクの上昇もあると思います。
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消化管からのアスベストの摂取は健康への影響は生じないとされており、一部吸入されたかもしれませんが、心配するほどではないと思われます。
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1回しかないですし、しかもアスベストかどうか不明なので、安心してください。
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1970~1990年代に、建築の石綿製品を切断したり掃除したりする側で、石綿(アスベスト)繊維が500本/Lの環境に年間10時間いた方は案外多いようです。吸入した石綿本数=500[本/L]×60[分]×10[時間]=300,000[本](30万本)となります(数式中の[ ]内は単位)。 大気中では1日の石綿(アスベスト) 吸入が1500~2000本とすると、1時間で150~200日分を吸入したわけです。人生が仮に70年とすると、大気中から吸入する石綿(アスベスト)の量が、3500万本から3530万本に増えたといえます。もちろんこの作業が原因で発症することも当然ありえます。建築作業の際の様々な石綿濃度については、中皮腫・じん肺・アスベストセンターのHPをご覧ください。
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アスベストの曝露(アスベストの繊維を吸い、肺の中に入ること)によりガンを発症させるリスク(危険度)は曝露の量が多くなるほど増えます。例えば仕事でアスベストを使用して1リットル当たり150本のアスベストに曝露する場合、一日8時間週40時間の曝露を50年間続けた労働者の1000人に一人はガンを発症するとされています1)。作業の内容が詳しく分かりませんが、仮にご質問の釜を扱う作業で空気中のアスベスト濃度が15本、作業時間が2時間で年に6回を50年間とすると、およそ170万人に一人がガンになる可能性があります。このリスクが許容されるかどうかは当事者が判断することになります。いすれにしても、アスベストのリスクは曝露がわずかであってもその量に応じて増加するので、できるだけ曝露しないようにすることが重要です。劣化が激しく、明らかに飛散がある場合は石綿を取り除き、無石綿の製品に交換することをお勧めします。
1)日本産業衛生学会による許容濃度の勧告、クリソタイルの場合