Question

1970年から40数年、造船業で電気溶接をしていました。じん肺の管理3(イ)と言われ年数回定期的にレントゲン写真の撮影を受けていたのですが、更に最近肺に腫瘤があると言われて、1ヶ月に1回はCTを受けています。肺ガンなのか?心配なのですが、どうしたら良いのでしょうか?

Answer

じん肺で経過観察中だった方が、毎月CT写真を撮影するように言われて心配されているとの事です。注意深く診断する必要があるという事ですから、今後追加の検査もあるのかもしれません。主治医の先生とよく相談なさってください。万一肺がんと診断された際は、補償の手続き等について詳しくご説明いたしますので、アスベストセンターのオンライン相談よりご相談ください。

Question

胸膜肥厚斑の認定の考え方が、欧米では違うと聞きました。説明してください。

Answer

胸膜肥厚斑は、日本では労災補償でも石綿新法でも、対象疾患とはなっていません。フランスは胸膜肥厚斑を補償対象疾患としており、その他の欧州諸国は呼吸機能の低下した胸膜肥厚斑のみを補償対象疾患としています。胸膜肥厚斑を補償対象疾患とする傾向は、徐々に広がっています。

Question

夫は1950年代から20年石綿製品を加工する仕事に従事してきました。昨年肺炎で永眠しましたが、じん肺との関連の説明が医師からありませんでした。肺ガンで労災となった同僚もいるので納得できません。

Answer

昨年お亡くなりになったとの事ですから、まだ病院にカルテや写真が残っています。同僚の方が労災になっていることからも、アスベスト関連疾患を疑うべきです。病院から診療録等を借りていただき、アスベスト関連疾患に詳しい医師の診断を受けることをお勧めします。病院から借り難いようでしたら、アドバイスさせていただきますので、まずはアスベストセンターのオンライン相談からご相談ください。

Question

私の父は胸膜中皮腫で死亡しました。会社からの補償金はもらえるのでしょうか?また労災に認定されるまでの期間、労災に認定されるとどういう保障があるのでしょうか?

Answer

アスベスト関連疾患に詳しく、経験豊富なNPO団体等へご相談いただくことをお勧めします。アスベストセンターのオンライン相談をご利用ください。その上で必要ないくつかの書類等を整えたり、労災になる要件を満たしているのか、チェックする必要があります。その後、監督署に申請します。申請後数ヶ月から1年ほどで労災認定の決定がでます。労災として認定されますと、発病から永眠時までの休業補償(在職時賃金で計算)、遺族年金(一時金)がご遺族に支払われます。労災認定後に会社と交渉し補償金が支払われる場合もあります。

Question

派遣会社でアルバイトをして、アスベストを使用した建物解体に携わったそうです。派遣先の社員は防護服・防塵マスクを着用して作業をしていたが、防護服・防塵マスクは支給されなかったため薬局等で売っているマスクを着用し作業を行った。日雇いの派遣会社でアルバイトをしていて、アスベストに因る症状が出た場合、国や企業などからなんらかの保障などを受けることはできるのでしょうか。現在やっておくべきことはありますか。将来アスベストに関わったことがあるかどうか記録などがなくなってしまい、証明できなくなってしまうことを心配しています。

Answer

1)アルバイトでも雇用関係があれば、今後労災保険の対象となります。現在の段階で、働いた事に関する記録、賃金支払い、日記、メモ、友人の記録等を残す事です。

2)潜伏期が長いので、最初の吸入から20年以内の健診は不要です。現在不安があれば、現時点の記録を残すことも良いでしょう。

Question

父の死亡診断書には「ガン性胸膜炎」と書かれております。後に最初に診断して頂いた医師に手紙で問い合わせたところ中皮腫だったことが判りました。父は昭和40年代から大手重工業会社A工場で勤務、昭和50年代からB工場で勤務したようです。最近会社も罹患した人の話が出ています。罹患してからも相当苦しみ、手帳には「まだ生きていたいことがある」と震える字で書かれていました。不安な毎日を送っています。もし父が労災認定を受けるとしたらどういう手続きが必要なのでしょうか。

Answer

必要ないくつかの書類等を整えたり、労災になる要件を満たしているのか、チェックする必要があります。その後、監督署に申請します。申請後数ヶ月から1年ほどで労災認定の決定がでます。労災として認定されますと、発病から永眠時までの休業補償(在職時賃金で計算)、遺族年金(一時金)がご遺族に支払われます。労災認定後に会社と交渉し補償金が支払われる場合もあります。手続き等について詳しくご説明いたしますので、アスベストセンターのオンライン相談よりご相談ください。

Question

私の父は肺気腫を患っております。かなりひどい状態です。昔から土建業に携わっていたために発症したとも考えられます。きちんと診断を受けて労災の申請をするべきなのでは ないかと思うのですが、その手続き方法や手順がわかりません。 お忙しいこととは思いますが、何とか相談にのっていただけないでしょうか。うちは経済的に恵まれているわけではなく、父は「医療費が高いから医者には行かない!」と言い、家族も父自身も追い詰められています。そしていつまで生きられるのか、はらはらしながら毎日見守っている状態です。認定がおりるかどうかはわかりませんが できることはやりたい思っています。

Answer

石綿を吸入した石綿肺と、喫煙が原因である事も多い肺気腫はかなり異なる病気のように思います。レントゲン上も、かなり正反対の像になります。しかし実際に石綿肺を肺気腫と診断している医師が案外多く、稀に呼吸器科医師でもそう診断しており驚きます。私たちのようなアスベスト関連疾患に詳しいNPO団体にご相談いただくことをお勧めします。アスベストセンターのオンライン相談よりご相談ください。その上で必要ないくつかの書類等を整えたり、労災になる要件を満たしているのか、チェックする必要があります。その後、監督署に申請します。申請後数ヶ月から1年で労災認定の決定がでます。労災として認定されますと、発病から永眠時までの休業補償(在職時賃金で計算)、遺族年金(一時金)がご遺族に支払われます。労災認定後に会社と交渉し補償金が支払われる場合もあります。

Question

労災認定の件ですが、どの位の日数で認定が下りどのようなメリットが有るのでしょうか? 本人に話したところ「どうせ長くは生きられないのだから」と余り乗り気では有りません。現在は通院をしていて既にガン化し、医師にも長くないと言われたそうです。 仕事に行かれない日があったり、先行きを悲観して鬱状態になったりと周囲の人も心配しています。本人を説得できるメリットがはっきりと分かればと思い質問させて頂きました。

Answer

医療費が無料となったり、今後仕事に行けない分の休業補償が受けられます。まずは受診して主治医の先生から、正確な病名を説明してもらい書いて来るところから始めましょう。

Question

私の知人も、建築現場で長年働いていて、その間に大量の石綿を当時、当たり前のように吸っていたとのこと、現在はかなり悪化しているようすです。あらゆる現場で毎日の様に吸っていたため、此処で! と言う限定は出来ないそうです。 当時施工されていたA空港関係者が危ないのではとのこと。労災申請しても、既に元の会社が倒産している場合とか、間接的に被害に遭った場合は何処に訴えれば保証されるのでしょうか? どんなに保証を受けられても、体は元には戻りません。それでも、家族の事を思えば、僅かでも生活の保障が得られればと願って居ると思います。病に冒され働けなくなり家庭にしわ寄せが行き、そんな突然の不幸に見舞われた家族の話を聞きました。アスベストは人が作ったものですよね、でしたら立派な人災だと思います。一刻も早い国の対応を願ってやみません。

Answer

空港関係の話はしりませんが、大規模工事で呼吸器疾患がでるのは、耳にする所です。会社が倒産しても、間接的被害でも、労災保険の対象となります。石綿関連疾患に詳しい医療機関への受診を勧めて下さい。

Question

石綿曝露はあった父ですが、手術とか解剖はしていません。死亡診断書は役所に提出し、医師の説明書も手元にありません。父は呼吸が苦しいと病院に行き、入院となりました。検査をしても腫瘍マーカーではガンとは言えないとの医師の説明でした。亡くなる直前に肺ガンとしての治療(抗ガン剤)の説明があり結局、死亡診断書には肺ガンと書かれていた経緯です。

Answer

肺ガンの診断と、石綿曝露、の2点が明確であると、色々な手続きの可能性があります。お話では肺ガンとしての根拠が少ない様に、受け取れました。更にご相談を希望する場合は、病院から診療録の複写をお取りいただき、アスベストセンターのオンライン相談からご相談ください。